番外編,イルカ実験の様子


以下に実験の様子をお見せします. 実験は大学の屋外プールで行ないました. 厚着している人もいるのでわかるかもしれませんが, この写真を撮ったのは真冬です. 真冬に1日中屋外で実験するのは寒いです. さらに,どうしても作業のため何人かは水中に入らなくてはなりません. 一種の拷問ですね. この頃は,水中に入る人は, 釣りに使うビニールのオーバーオールを着ていました. その後,ドライスーツという,中に洋服を着たまますっぽり着られる スイムスーツを購入して,それを使うようになりました. 夏は海パン一丁で済むんですけどね.

またイルカ形推進機構は, 実験室から担架(人間用)に載せ, さらに台車に載せてプールまで運びます. これがまた結構な重労働です. そして下の写真にもあるように, ジャッキを使ってプールに入れたり, またプールから上げたりするのにも人手が要ります.

この実験機は卒業していった成瀬君と徳尾君(と一部は私中島)の手作りで作られました. そのためもあって,非常に苦労させられました. 特に本体の防水は当初考えていたより想像以上に難しく, 数時間実験を続けているとだんだん浸水して沈んでくるといった状態で, 沈む前にデータを取ってしまえ,という感じでした.

 
 
 
 

「大型2関節イルカ形水中推進機構の試作研究(1号機)」に戻る