まずもっとも単純な推進機構モデルとして, 図1のような流体中で扇ぎ運動する平板を考え, 平板まわりの流れを 直接シミュレーション解析手法の一つである差分法により解きました.
ちなみに,運動する物体まわりのモデルを解析するため, 境界移動メッシュを用いた解析手法を開発しました. 詳細は下の参考文献に載っています. また計算結果の一例(圧力分布)を下に示します.
当初はこの方法で 次の「3関節平板形推進機構の研究」 でのような,多リンクの場合も解こうとしていたのですが, 計算量が多くてメゲました(^^; しかし,直接数値シミュレーション的解析手法は, その他の近似解法では捉えられない多くの現象が掴めるので, また挑戦しようとは思っています.